諦める

それは、

諦めの価値

です。

サクッと内容紹介

さよなら、努力。 「諦め」は最良の人生戦略だ。
「諦めるな、頑張るんだ! 」という時代はもう終わった。
何かを成し遂げた人は、常に多くのことを諦め続けている。
あなたにとって、何が有益で何が無駄か、「正しい諦め」だけが、最大限の成功をもたらすだろう。
「自分はこれでいいのか」と思っているすべての人へ。
仕事、人間関係、日々の雑事に見切りをつけた結果、夢をかなえた作家が独自の思索で導いた諦め方を伝授する。

(目次)
第1章 諦めなければ夢は叶うか
「諦め」の理由を愚痴る人たち
「諦める」対象は大別して二つ
途中で諦めると、無駄になるものがある
諦め続けることで夢が叶う
「諦める」は悪いことではない
過去のものに囚われないこと
「諦めることなんて考えない」は危険
「目的は何か」を理解していない危険
抽象的に考え本質を見る
人間の最大の武器とは
など

第2章 諦められないという悩み
Q 諦め癖がついています
Q 諦められない夢があります
Q 人を諦めるのが早い自分
Q 自分の人生、このままで良いでしょうか
Q 圧倒的な能力の差を見せつけられたときの諦め方
Q 諦めたら、やる気が出ない
Q 結婚を諦めたときの人生戦略
Q 夢を妥協するタイミングとは
Q やりたい仕事を諦めるべきか
Q この歳まで、なにも成し遂げられていない
など

第3章 何を諦めるべきか
人を諦める
問題や努力を諦める
社会や環境を諦める
「諦める」は「期待」の反対語
損害の蓄積が引き金になる
「諦めた」と言いながら、まだ期待している
価値の比較によって諦める
後悔しないための方法
過去ではなく未来を諦めておく
人生のパラダイムシフトを
など

第4章 諦めが価値を持つとき
「諦めきれない」には二種類ある
本当の「諦め」を体験したことは
諦めざるをえない例外
重大な「諦め」の体験
「諦め」ても人間に蓄積するものがある
誠実に努力することの価値
行動するまえに諦めてしまう人へ
仕事における人と人の関係性
期待をしない生き方
他者への期待に満ちた社会
など

第5章 諦めの作法
諦めるものはすべて「方法」である
価値があるものを諦める場合
どうしようもないもの、それは感情
納得を先送りする
他者を諦めさせる場合
「自分はこのままでいいのか」というもやもや
もやもや感は、リアルの自分に対する不満
自分で自分を救おうとする本能
小さな不愉快を大きくする人
「諦める」ことは有利な選択
など

第6章 生きるとは諦めること
人生は死へ向かう道
忌み嫌われる共通のゴール
死を諦めるか、諦めないか
死は綺麗さっぱりニュートラルだ
生きているうちに楽しもう
老後を心配する人が増えた
宇宙の果てまで思いを巡らせて
すべての人が孤独である
今の自分が寂しい理由
など

第7章 変化を選択する道について
人生の先が見えてくる世代
転職する場合のタイミング
諦めたことがないのは期待しなかったから
自分が「よくやったな」と思えるか
幸福は分かち合えない
自分なりのものを感じる能力
「金がない」「時間がない」のなら
「理解が得られない」「自分に能力がない」のなら
「夢」を分析することで別の道を探す
語ることで満足している人
など

第8章 他者に期待しない生き方
さっと諦める? とことん拘る
研究者も小説家も、拘れる職業だ
家族にも子供にも期待しない
他者への期待が重い諦めとなる
信頼されると、やがて幻滅される
期待しなければ腹は立たない
周囲のみんなのための自分
夢は夢のままで良いか
都会という環境は他者依存である
これが諦めの極意
など

 

森博嗣さんの自己啓発は、毎回楽しみに読んでいる。

今回は、諦めの価値だ。

人と同じ事を嫌う著者だから、新たな発見があると思う。

何だかんだで、森博嗣さんの思考は好きなんです。

推しときます。