現実に

それは、

マンガ 認知症 (ちくま新書(日本語) 新書

です。

サクッと内容紹介

一番わかりやすい認知症の入門書、誕生!

大好きな祖母が認知症になってしまい、母と二人で介護に取り組むマンガ家、ニコ。人が変わってしまったかのような祖母との生活に疲れ果てたニコたちの前に、認知症の心理学の専門家、サトー先生が現れて……?
「お金を盗られた」と言うのはなぜ? 突然怒りだすのはどうして? 認知症の人の心のなかを、マンガでわかりやすく解説します。
認知症の人の数が既に五〇〇万人を超え、誰もが認知症になったり、認知症介護をしたりする時代。読めば心がラクになる、現代人の必読書!


『マンガ 認知症』においても私は、科学的知見に基づいて認知症の人の心を理解し、本人の状態を楽にするための方法をお伝えしてきました。
一方で、この漫画は、ニコさんや母ルさんが「なんでやねん!」を解決するために奮闘し、婆ルさんと三人で、心の安らぎに少しずつ近づいていく物語にもなっています。
本書が認知症の人、そのご家族、介護従事者の方々、そして認知症やその介護に漠然とした不安を抱いている方々が心の安らぎを得る助けになればと願っています。――佐藤眞一「あとがき」より


【目次】

序章認知症ってなんですか?
認知症を心理学的に研究するということ/認知症とはなにか/
予備軍も含めれば日本に一〇〇〇万人/認知・認知機能とはなにか/原因疾患と認知機能障害の関係/
老化による物忘れと認知症の違い/ 「おかしいな」と思ったら

第1章 「お金を盗られた」「強盗にあった」と言うのはなぜ?
中核症状と周辺症状/物盗られ妄想の原因/自己防衛としての物盗られ妄想/
身近な人を疑う理由/認知症と薬/薬をやめてみる

第2章 同じことを何度も聞いてくるのはなぜ?
さまざまな記憶の種類/短期記憶と長期記憶――陳述記憶のプロセス/
エピソード記憶障害の原因/符号化、貯蔵、検索――記憶のモデル/未来の予定がわからないことの不安/
何度でも同じことを聞く理由/なんのための介護か

第3章 何度注意してもお米を大量に炊いてしまうのはなぜ?
陳述記憶と非陳述記憶/手続き的記憶が残る理由/
繰り返される行動には、その人のアイデンティティが現われる/同じものを大量に買ってしまうときは

第4章 突然怒りだすのはどうして?
前頭葉障害で、行動のコントロールが難しく/注意機能が低下し、気が散りやすくなる/
前頭側頭型認知症の場合/夕暮れ症候群/偶然見つけたヒント/会話が重要/ときには放っておくことも有効

第5章 高齢者の車の事故はなぜ起きるの?
シニアカーがぶつかってきた/有効視野の低下/自分が今まで何をしていたのかわからない/
注意機能の衰え/選択的注意機能と有効視野/一度に二つ以上のことができなくなる/
認知症に限らず失敗しやすい「注意の切り替え」/家族の同乗がかえってよくないこともある/
運転が苦手になるのは、認知症の人に限らない

第6章 介護者につきまとうのはどうして?
遂行(実行)機能障害/目標・計画・実行のどこができないのか/できない自分に傷ついている/
押し売りに引っかかってしまうのは?/見当識障害という問題/過去と現在と未来をつなげる/
実行機能と遂行機能

第7章 家にいるのに「帰りたい」と言うのはなぜ?
見当識とはなにか/記憶の低下との関係/幼児期の記憶のあり方と似ている/
婆ルさんはどこに帰りたいのか

第8章 これってもしかして「徘徊」ですか?
目的もなくうろついているわけではない/ 「徘徊」はなぜ起きるのか/頭の中の地図がつくれなくなる/
建物と自分の位置関係がわからなくなる/鏡の不思議/徘徊が出てきたら、どうしたらいいのか/
徘徊がおさまるのはいいことか

第9章 排泄を失敗してしまうのはなぜ?
排泄の失敗が増える理由/失敗を認めることは、プライドが許さない/弄便で自宅介護が限界に/
なぜ食べられないものを口に入れてしまうのか/本人のプライドを傷つけないために

第10章 介護に疲れ果てました。どうしたらいいですか?
人間関係はギブ&テイク/ 「思いどおりにならない」はコントロールのはじまり/
「なぜこんなことをするのか」?と考える/心がすれ違うことで、ケアがコントロールに陥る/
社会的認知機能の低下と「心の理論」/まずは話を聞くことから/介護を生きがいにしない

番外編 なんでお尻を触るんですかコラー‼
衝動を抑制できない/性欲以外が原因のことも/優しさが逆効果になることも/高齢者の性欲を認める/
家族で認知症について話し合える関係に

あとがきニコ・ニコルソン 佐藤眞一
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マンガになると、認知症はどういった病気なのか、分り易いと思う。

実際認知症は、誰もなりうる病気の一つです。

自分自身が認知出来ないのは、なった当事者じゃないと分からないです。

それと、認知症の正しい接し方もマンガで分かり易く理解出来るのも良いよね。

推しときます。

 

マンガ 認知症 (ちくま新書)

マンガ 認知症 (ちくま新書)