生活がね

それは、しょぼい生活革命です。

サクッと内容紹介

ほんとうに新しいものは、いつも思いがけないところからやってくる! 仕事、結婚、家族、教育、福祉、共同体、宗教……私たちをとりまく「あたりまえ」を刷新する、新しくも懐かしい生活実践の提案。

しょぼい起業でまっとうな資本主義を再生/もののはずみで家族になる/国家が掲げる大義名分より仲間が大事/欲しいものがあればまずそれを他人に与えるところから/話はどんどん複雑にする/お金は「思いがけない使い道」に……。
世界を変えるには、まず自分の生活を変えること。熟達の武道家から若き起業家へ、世代間の隔絶を越えて渡す「生き方革命」のバトン。

何か「新しいけれど、懐かしいもの」が思いがけないところから登場してくる。それを見て、僕たちは、日本人がまったく創造性を失ったわけではないし、才能が枯渇したわけでもないと知って、ほっとする。きっとそういうことがこれから起きる。もうすぐ起きる。それが「どこ」から始まるのかは予想できないけれど、もうすぐ起きる。そういう予感が僕にはします。えらてんさんとの出会いは僕にとってそのような徴候の一つでした。
(内田樹 まえがきより)

【目次】
1章 全共闘マルクス、そして身体
2章 しょぼいビジネス、まっとうな資本主義
3章 共同体のあたらしいあり方
4章 教育、福祉制度を考える
5章 先祖と宗教とユーチューバー
6章 日本とアジアのあるべき未来
著者について
内田樹(うちだ・たつる)
1950年生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。東京都立大学大学院博士課程中退。凱風館館長。神戸女学院大学文学部名誉教授。専門はフランス現代思想、映画論、武道論。著書に『ためらいの倫理学』(角川文庫)、『「おじさん」的思考』『街場の憂国論』(共に晶文社)、『先生はえらい』(ちくまプリマー新書)、『街場の戦争論』(ミシマ社)、『困難な成熟』(夜間飛行)、『困難な結婚』(アルテスパブリッシング)、『そのうちなんとかなるだろう』(マガジンハウス)、『生きづらさについて考える』(毎日新聞出版)、編著に『転換期を生きるきみたちへ』『街場の平成論』(共に晶文社)など多数。『私家版・ユダヤ文化論』(文春新書)で第6回小林秀雄賞、『日本辺境論』(新潮新書)で新書大賞2010受賞。第3回伊丹十三賞受賞。

えらいてんちょう 矢内東紀(やうち・はるき)
1990年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。バーや塾の起業の経験から経営コンサルタント、ユーチューバー、著作家、投資家として活動中。2015年10月にリサイクルショップを開店し、その後、知人が廃業させる予定だった学習塾を受け継ぎ軌道に乗せる。17年には地元・池袋でイベントバー「エデン」を開店させ、事業を拡大。日本全国で10店、海外に1店(バンコク)のフランチャイズ支店を展開。18年、初の著書『しょぼい起業で生きていく』(イースト・プレス)がベストセラーに。その他の著書に『しょぼ婚のすすめ 恋人と結婚してはいけません!』『ビジネスで勝つネットゲリラ戦術詳説』『静止力 地元の名士になりなさい』『「NHKから国民を守る党」の研究』(いずれもKKベストセラーズ)がある。YouTube「えらてんチャンネル」のチャンネル登録者数は約15万人(2019年12月現在)。

中田考(なかた・こう)
1960年生まれ。イスラーム法学者。灘中学校灘高等学校卒業。早稲田大学政治経済学部中退。東京大学文学部卒業。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。カイロ大学大学院文学部哲学科博士課程修了(Ph.D)。1983年にイスラーム入信、ムスリム名ハサン。現職は同志社大学一神教学際研究センター客員フェロー。著書に『イスラーム法とは何か?』(作品社)、『カリフ制再興』(書肆心水)、『イスラーム 生と死と聖戦』(集英社新書)、『みんなちがって、みんなダメ』(KKベストセラーズ)、『イスラーム国訪問記』(現代政治経済研究社)、『13歳からの世界征服』(百万年書房)などがある。

 

新しいけれど、懐かしい。

そういう創造性が今現在で生活の場で見つけれられるのか。

実に面白い試みだと思うよね。

推しときます。

 

しょぼい生活革命

しょぼい生活革命