それは、歴史の失敗学 25人の英雄に学ぶ教訓です。
サクッと内容紹介
・明智光秀は、なぜ "絶好のチャンス" を生かし切れなかったのか。
・夢ではなかった黒田官兵衛の "天下取り" が消えてしまった一言。
・のちの関ヶ原の戦いに生かした、徳川家康の失敗とは?
・山陰の太守、尼子と、名門甲斐武田の家が続かなかった共通点…
――歴史上の英雄たちも失敗しています。
歴史家の加来耕三氏が、独自視点の軽快かつ濃密な歴史物語で
25人の英雄たちの "知られざる失敗の原因" を明らかにし、
現代に通じる教訓を浮かび上がらせました。
見逃しがちな落とし穴、絶対に失ってはならない大切なものを見極める技、
避けられない危機を最小限に食い止める対処法…
失敗に学べば、「成功」「逆転」「復活」の法則が見えてきます。
≪目次≫
第一章 天下取りを逃した傑物
本音を漏らしたための大失敗「すべてうまくいくはずだった黒田官兵衛」
理念先行が実利主義に敗れるとき「時をかけて武将を従えた家康に負けた石田三成」
才能より信頼「後世に名を残すしかなかった真田幸村」
攻める事業も継続は簡単でない「曹操 ~三国志・赤壁の戦い~」
第二章 部下や身内の心を読めなかった天才
優秀ゆえの近視眼「下剋上に踏み切れなかった太田道灌」
切れすぎるリーダーの悲劇「閃きが理解されなかった上杉謙信」
身内の敵に気付かなかったミス「浅井長政は中立と読んだ織田信長」
第三章 分をわきまえられなかった逸材
成果への固執「兄・頼朝の心が読めなかった源義経」
最後は身体「自分の健康を信じすぎた豊臣秀吉」
絶好のチャンスも先がなくては生かせない「"天下布武"には到底及ばなかった
明智光秀の三日天下」
目的が中途半端さゆえの過ち「韓信 ~"国士無双"最後の嘆き~」
第四章 後継リーダーを育てられなかった名将
孫かわいさに教育を怠ったその末路「下剋上で太守になるも承継できなかった尼子経久」
甲斐源氏嫡流、武田氏滅亡の主因「第四次川中島の戦いで実弟・信繁を失った武田信玄」
孫では間に合わない「文武の若武者、信親を失った長宗我部元親」
第五章 思い込みを省みない一徹者
多勢が勝つの思い込み「情報戦を軽んじた今川義元」
新たな時代到来の不覚「織田家の行く末を考え、足をすくわれた柴田勝家」
"中立"はなかった「勇ましさに流された長岡藩士・河井継之助」
第六章 現状に甘んじたふがいなさ
気働きができなかった報い「クビになった織田家方面軍司令官 佐久間信盛」
先代が残した最強の城も無力化「最後まで戦場に姿を見せなかった総大将・豊臣秀頼」
セキュリティーを怠ることの恐怖「薩長同盟に逆転を許した徳川慶喜」
第七章 時代に翻弄された瞑想者
選択肢はもうなかった「自ら生命を絶つ千利休最後の思い」
時代を変えながら時代に呑まれる「最後は天命を待つのみとなった西郷隆盛」
第八章 失敗で問われる「学ぶ」姿勢
関ヶ原を制した導因「三方ヶ原の大敗北から学んだ徳川家康」
失敗後も情勢を察知しチャンスを待つ「関ヶ原の敗戦から返り咲いた奇跡の武将、立花宗茂」
失敗に学び時代を先取り「先駆けの功を咎められて転身した石川丈山」
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
加来/耕三
歴史家・作家。1958年、大阪市生まれ。奈良大学文学部史学科を卒業後、奈良大学文学部研究員を経て、現在は大学・企業の講師を務めながら、著作活動に勤しんでいる。『歴史研究』編集委員。内外情勢調査会講師。中小企業大学校講師。政経懇話会講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
失敗があるから原因が分り、次に繋がるだよね。
仮に最初から失敗せず成功したら、失敗から学び得る事もないよね。
日常でも、失敗はつきものですが、学ぶ事も多いだよね。
歴史上の人物の以外な一面が見れるかも知れないで、
推しときます。