過去の作品が気になって

それは、恐怖の報酬【オリジナル完全版】≪最終盤≫です。

ここでサクッと内容紹介

密林の果てに、地獄を見た-。
40年間の封印を解かれた、ウィリアム・フリードキン監督の伝説の超大作。
奇跡の【オリジナル完全版】の日本初公開を経て、ついに国内初ディスク化。

【Disc内容】
DISC1
本編121分、画面サイズ1:1.85
オリジナル英語(リニアPCM/5.1ch、Dolby True HD アドバンスド96Kアップサンプリング/5.1ch)
日本語吹替(DTS-HD Master Audio/2.0ch)
本編用日本語字幕、吹替補助用日本語字幕
※[収録の日本語吹替音声について]
本作は1978年に日本公開されましたが、その時公開されたのはフリードキンに無断で約30分カット、さらに編集が大幅に異なるいわゆる【短縮版】でした。
そして1980年に初めてテレビ放送された本編も【短縮版】であり、吹替音声はその【短縮版】に対して作られていました。
この度本商品に収録するテレビ放送版吹替音声はこの音声を【オリジナル完全版】の本編に合う箇所のみ収録しております。
【短縮版】と【オリジナル完全版】は編集が大幅に異なり、それぞれにしか存在しないシーンもあるため、吹替音声の部分は通常の商品に比べて少ない状態となっております。
全編を吹替で鑑賞できるものではありませんのであらかじめご了承ください。
<吹替音声情報>1980年5月25日、テレビ朝日日曜洋画劇場」放送版、出演:羽佐間道夫木村幌大塚周夫樋浦勉富田耕生

DISC2
●魔術師たち/フリードキン×ニコラス・ウィンディング・レフン対談
●「恐怖の形而上学」:フィリップ・ルイエー:魔術師について
ウィリアム・フリードキン 魔術師の集合:アーカイブ文書
●日本版予告篇(短尺版)
●日本版予告篇(長尺版)
●英語字幕テロップ入り本編(画面サイズ1:1.78)
ウィリアム・フリードキン監督、日本公開に向けたコメント動画

【封入物】
●作品の詳細解説書(全88頁)
・フリードキン監督最新インタビュー ・作品解説 ・日本での反響について ・各国ポスターギャラリー ・作品評再録 ほか

【解説】
フレンチ・コネクション』(1971)でアカデミー作品賞・監督賞ほか5部門受賞、『エクソシスト』(1973)で全世界にオカルト・ブームを巻き起こした巨匠ウィリアム・フリードキンが、フランス映画史上の傑作、アンリ=ジョルジュ・クルーゾー監督の『恐怖の報酬』(1953)のリメイクに挑んだサスペンス超大作。
ユニバーサルとパラマウントという2大メジャー・スタジオが、当時破格の2000万ドル(現在の100億円相当)以上といわれる製作費を共同出資。ロケは、北米、南米、ヨーロッパという3大陸、アメリカ、フランス、イスラエル、メキシコ、ドミニカ共和国という5ヶ国に及び、2年を超える製作期間を費やしてようやく完成した。
クルーゾー版以上に荒々しく、スケール大きなサスペンス場面が連続するが、中でも巨獣のようなトラックが、暴風雨に揺れる崩壊寸前の大吊り橋を渡るクライマックスは、手に汗握る緊張と興奮、驚異の臨場感で見る者を圧倒する。
灼熱の熱帯雨林を舞台に、男たちの欲望、執念、裏切り、罪と罰、孤独と絶望、そして人智を超えた存在に操られているかのような彼らの運命を、冷酷非情なリアリズムで描き切ったこの作品について、フリードキンは、今もって1コマも修正する気にならないほど気に入っている自らの最高傑作、と語っている。
主演は『JAWS/ジョーズ』『オール・ザット・ジャズ』の名優ロイ・シャイダー。そして世界各国からフリードキン好みの性格俳優が結集。
フランスからは『まぼろし』のブルーノ・クレメル、スペインからは『バロック』のフランシスコ・ラバル、そしてモロッコからは『RONIN』のアミドゥが出演し、白熱の競演を繰り広げている。
また、ジャーマン・プログレッシブ・ロックの雄、タンジェリン・ドリームが、本作で初めてハリウッド大作のサントラを手掛けたことも話題となった。戦慄夢幻のシンセサイザーサウンドが、密林を異世界のように彩っている。

【あらすじ】
南米奥地の油井で大火災が発生。祖国を追われ、その地に流れてきた4人の犯罪者は、ひとり1万ドルという「報酬」と引き換えに、わずかな衝撃でも大爆発を起こす消火用ニトログリセリン運搬を引き受ける。
2台のトラックに分乗した男たちは、火災現場まで道なき道を300キロ、ジャングルの奥へと進んでいくが、その先に待ち受ける彼らの運命とは―。

【本作の歴史】
エクソシスト』公開後、フリードキンは、アカデミー賞受賞監督として、また歴史的大ヒット作の監督として、若くしてハリウッド最高の地位と名誉を手に入れていた。
同時期、盟友でありライバルと目されていた『ゴッドファーザー』2部作(1972/74)のフランシス・フォード・コッポラ監督が、全財産を投げ打って『地獄の黙示録』(1979)に挑んだように、『恐怖の報酬』は、フリードキン自らが企画・製作を主導し、南米のジャングルで2年にわたって雨と汗と泥にまみれ、自らの限界に挑戦した究極の野心作だった。
だが、1977年6月の全米初公開時、批評が賛否に分かれたこと以上に、歴史的大ヒットを続けていた『スター・ウォーズ』の直撃を受け、興行的に失敗。日本をはじめ北米以外では、フリードキンに無断で約30分カットされた92分の【短縮版】が公開され、まともに評価されることもなく公開は終了。
以後、日本では数回の【短縮版】TV放送、1991年のセル・ビデオ(北米公開版)発売を最後に一切見ることが不可能になっていた。出資した2大スタジオが互いに興行失敗の責任を回避し、作品の権利を積極的に主張しなかったのか。
世界的に過去数十年間にわたって上映できない状況が続き、北米以外ではDVDも発売されなかった。我が国では熱狂的なファンが再公開やDVD化のリクエストの声を上げるも実現せず、オリジナル版を見ることは半ば絶望視されていた。
しかし2013年、フリードキンの執念は、複雑極まりない権利問題を解きほぐし、自ら指揮を執って121分【オリジナル完全版】の5.1ch、4Kデジタル・リマスター化に着手。
同年のヴェネツィア映画祭でプレミア上映され、以後、2014年ロサンゼルス、2015年パリ、2016年カンヌ映画祭、2017年ロンドンで上映され、各地で再評価の嵐を巻き起こしてきた。
前後して作家のスティーブン・キングは、この作品を「(クルーゾー版以上に)人生で最も好きな作品」と公言し、また『パルプ・フィクション』のクエンティン・タランティーノ監督も、自分が最も好きな12本の作品の1本に選ぶなど、その作品評価は公開当時とほぼ180度変わり、現在も熱いファンの数を増やし続けている。
そして【短縮版】公開から40年となった2018年、『恐怖の報酬』は【オリジナル完全版】として、遂に日本でもその真の姿を現すことになったのである。

 

物凄い長い内容紹介ですが、この説明文を読んだだけでも、熱気が伝わって来るです。

レビューを読んで見ても、見たい方が多いだけに期待感が高まります。

それと、昔TV放送したらしいですよね。

当時録画された方は、何度も見てテープがすり減ってるかも知れないですよね。

待ちに待った方に、推しときます。