ほんとにそれでいいの

それは、

わかりやすさの罪 

です。

サクッと内容紹介

“わかりやすさ"の妄信、あるいは猛進が、私たちの社会にどのような影響を及ぼしているのだろうか。
「すぐにわかる! 」に頼り続けるメディア、ノウハウを一瞬で伝えたがるビジネス書、「4回泣ける映画」で4回泣く人たち……。
「どっち」?との問いに「どっちでもねーよ! 」と答えたくなる機会があまりにも多い日々。
私たちはいつだって、どっちでもないはず。
納得と共感に溺れる社会で、与えられた選択肢を疑うための一冊。


【目次】
はじめに
1 「どっちですか」?の危うさ
2 「言葉にできない」
3 要約という行為
4 「2+3=○」「○+○=5」
5 勝手に理解しないで
6 理解が混雑する
7 「一気にわかる! 」必要性
8 人心を1分で話すな
9 なぜそこで笑ったのか
10 なぜ笑うのか、なぜ笑えないのか
11 全てを人に届ける
12 説明不足
13 「コード」にすがる
14 ノイズを増やす
15 4回泣けます
16 コーヒーを吹くかもしれない
17 深いって何だろう
18 見せかけの優位
19 偶然は自分のもの
20 わざと雑にする
21 そんなこと言ってないのに
22 自分に迷わない人たち
23 みんなで考えすぎ
24 人はいつもぐちゃぐちゃ
おわりに コロナ禍の「わかりやすさ」の中で

【著者プロフィール】
武田砂鉄 (たけだ・さてつ)
1982年、東京都生まれ。出版社勤務を経て、2014年からフリーライターに。
著書に『紋切型社会―言葉で固まる現代を解きほぐす』(朝日出版社、2015年、第25回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞、2019年に新潮社で文庫化)、『芸能人寛容論―テレビの中のわだかまり』(青弓社、2016年)、『コンプレックス文化論』(文藝春秋、2017年)、『日本の気配』(晶文社、2018年)などがある。新聞への寄稿や、週刊誌、文芸誌、ファッション誌など幅広いメディアでの連載を多数執筆するほか、ラジオ番組のパーソナリティとしても活躍している。

 

分かり易さって、何だろうね。

分かるとわかりやすさの違いって、そんなことを言いたい訳ではなく、

分かり易さが一人歩きして、分かり易いが日常化し、却って選択肢を増やし、何も疑問符を打たず、そのまま流されて行く感じがするよね。

推しときます。

 

わかりやすさの罪

わかりやすさの罪